大人が読みたい!海外サスペンス小説┃ピエール・ルメートル作品集

大人が読みたい!海外サスペンス小説┃ピエール・ルメートル作品集

大人が読みたい!海外サスペンス小説┃ピエール・ルメートル作品集

本を愛する大人へ、濃厚な海外サスペンス小説をご紹介します。

通勤時間やお昼休みなどの隙間時間に読むのもよし、休日に家でじっくり読むのもよし。

場所を選らばず楽しめる、濃厚な海外サスペンス作品集です。

 

👤ピエール・ルメートルのプロフィール

Pierre Lemaitre 1951年パリ生まれ。55歳の時にカミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ第一作目となる『悲しみのイレーヌ』で小説家デビュー。

遅咲きの作家ながら、この作品で5つの賞を受賞。

図書館員向けに文学を教えていたという経歴から、豊富な語彙と膨大な文学知識を持ち、どの作品でも濃厚な余韻を楽しむことができます。

そんなフランス人作家ピエール・ルメートルの作品を、独断と偏見でおすすめします。

ピエール・ルメートルの作品をまだ読んだことがない、という人向けに簡単にまとめてみました。

作品については改めて詳しく記事にしたいと思います!

 

📖ピエール・ルメートルの作品リスト

■カミーユ・ヴェルーヴェン警部シリーズ

悲しみのイレーヌ おすすめ度:★★★

ヴェルーヴェン警部シリーズの第一作目。

身長145cmの初老の警部が、次々起こる異常な猟奇殺人事件の真相を解き明かす物語。

ピエール・ルメートルは図書館の司書さんたちを相手に教鞭をとっていたこともあるほど

文学に精通しています。そんな著者がまさかこんな作品を書いてしまうなんて…

読み始めたら止まらない、読み終わってもまた最初から読み返さずにはいられないでしょう!

 

その女アレックス おすすめ度:★★★

ヴェルーヴェン警部シリーズのうち日本で刊行された最初の作品。

美しき女性の誘拐事件から、背筋が凍るような連続殺人事件へとつながっていく謎に、

またしてもヴェルーヴェン警部とそのチームが挑みます。

結末が知りたい、でも物語は終わらないでほしい!と思ってしまう作品。

筆者はたまに、やたらバイオレンスな小説が読みたくなる時期があり、その時には必ず手に取ってしまう作品です。

 

傷だらけのカミーユ おすすめ度:★★☆

「カミーユ」というのは、ヴェルーヴェン警部のファーストネーム。

フランスでは男女両方付けられる名前です。これはネタバレではない…よね?

強盗殺人事件に巻き込まれた大切な人を救うため、ヴェルーヴェン警部がまたまた奔走します。

1作目・2作目のような事件の謎解きというよりは、ヴェルーヴェン警部の心を紐解いていく物語。

だからサスペンスというよりは、ヒューマン系という感じがします。

それでも、まるで刑事もののアクション映画を読んでいるような、疾走感ある作品です。

(わたしはルメートルの精神を抉る系のグロテスクな作品が好きなので、こちらは★二つです。)

 

■非シリーズもの

死のドレスを花婿に おすすめ度:★★★

幸せな日々を過ごしていた若く美しいソフィーの人生が、突然何かによって狂わされていく。

疑惑と汚名にまみれて不幸の中を生きることを余儀なくされたソフィー。

悲劇によって愛する母と引き離された孤独な青年フランツ。

二人の壮絶な人生が交わるとき、二人の人生を変えた瞬間が明らかになる。

たった一冊の本でこれほど読者を転がしてくれるとは!と感嘆せずにはいられない、至高のサスペンスです。

 

天国でまた会おう(上・下) おすすめ度:★★☆

 

ピエール・ルメートルはサスペンスだけではない、と世間に知らしめた作品がこちら。

1918年、第一次世界大戦終戦間際の戦場で起きた青年と老兵の死。

その死の真相を知ったがために、何もかもを捨てて生きることになった二人の兵士たちの、波乱と奇跡に満ちた人生を描く物語。

殺人事件の残酷さとはまた違った戦争の残酷さを、まるで本当に見ているかのように描くルメートルの文才には驚嘆のほかに言葉もありません。

歴史もの、戦争もの、ヒューマン系が好きな方にはとてもおすすめです。

(ちなみにわたしは若干トラウマになったので、★2つ。でもまた読んでます)

 

■日本では未出版のもの

Les Grands Moyens
Cadres noirs
Trois jours et une vie

こちらの三作品は日本では未出版のため未読ですが、すでに出版されている海外での評価はかなり良さそうなので、出版されたらすぐに読んでみたいです!

 

さて、ピエール・ルメートルの作品を手に取ってみる準備はできましたか?

シリーズ物ってなかなか手が伸びないなあ…という方は、まずはぜひ『悲しみのイレーヌ』を読んでみてほしいです。

これで引き込まれたら、あなたもルメートル・マニアの一員。そこから続編を読むもよし、シリーズもの以外を読むもよし。

何か学ぶものがある小説ではなく、ただ純粋にお話を楽しむための小説です。

ぜひ頭を空っぽにして、ルメートルのサスペンスの世界に巻き込まれてみてください🌎

 

それでは、À bientôt!

 

 

Chloe🐏